産業界にあって技術の進歩は度々ありました。それにより新たな製品、新たなライフスタイル、コスト削減、効率アップ、e.t.c.を訴求し、また実現させてきました。
ですが技術は常に連続的な場合だけではなく、不連続なこともあります。前者の場合を持続的イノベーション、後者の場合を破壊的イノベーションということもあります。
持続的なイノベーションを続けているものに、PCに使われているような集積回路があるでしょうか。よくナノメートルで表現される製造プロセスについて話題になりますが、これは乱暴な言い方をすると同じ手法で設計しても配線幅を細くすることで、より多くの回路を作り込める(集積度を高められる)ということです。一方、微細化には製造限界や動作限界があって、微細化を進めることによる連続的な改良には限界があります。
破壊的イノベーションとは、こういった限界を生じない新たな技術や手法により従前の機能を置き換えてしまうような製品を作り出すことを言います。
添付の記事はメモリに関するものです。不揮発メモリとして広く使用されているNAND型フラッシュメモリは集積度、消費電力ともに限界が近づいており、これを別の仕組みで情報を記憶するメモリを開発するというものです。この先訪れるIoT社会を支える記憶メモリが抱える課題を解決することを目的としています。
知的財産的にいえば、まったく新しい動作原理の製品を開発する際には、将来的なメリットがある限り現時点でのデメリットは二の次と考えて早い時期に特許出願をすべきです。
不揮発メモリとしては製造コストが高く従来品を完全に駆逐できるわけではないようです。ただ、コスト自体はそう遠くない時期に解決する課題だと考えます。
[…] との解釈が一般的かと思います。よく目にするイノベーションというと、何かと新規技術の開発や画期的な技術革新(「破壊的イノベーション」)ばかりが取り沙汰される傾向にあります。 […]