今日からドイツで開催予定のIT見本市「CeBIT」に先駆けて、日本とドイツの間で採択されたハノーバー宣言というものがあります。
ドイツは産官学で取り組むモノづくりの高度化を目指すIndustry 4.0プロジェクトを強力に進めています。これは工作機械のネットワーク化による効率的な運用といったIoTとも深く関係がある施策です。
一口にIoTといっても、投稿で今まで取り上げてきたように切り口としては様々です。逆に言えばどちらの方向にも発展が見込めることを言っています。しかしIoTを根底で定義するのはネットワーク接続という点です。
とはいってもさまざまな機器を単にネットワークに接続するだけでは、その恩恵の半分も得られないでしょう。そこから得られる情報を解析して、より効果的な制御理論を模索することが必要です。解析方法を確立し、現実社会へのフィードバック方法の統一解を導くことです、
また、多くの情報を収集することもポイントの一つです。そのためにはIoTに適した通信方法の標準化は製造産業にとっても大きな意義があります。
人間社会全般に及ぶであろう産業界を再定義するようなこういった作業は、一国、一企業で行うには現実的ではありません。売る側、買う側といった国同士の商流とはまた別の話だからです。
IoTだけでなく、ハノーバー宣言ではIndustry4.0を提唱するドイツとの間で種々の連携を模索しています。
グローバルな展開を目指すには国際的な標準規格とすることは何より大切です。そうすることでIoT化、ひいてはAI化も大きく進むでしょう。
もしも日本が国際標準規格の一角に食い込めれば国益にも大きく貢献できると思います。(「工業規格」)
ちなみに表題の「コネクテッド・インダストリーズ」とは、政府の業種や国境を越えた協働を企業に促す政策の名称だそうです。