コンセッションとは
ことを言うのだそうです。
公共設備関連の民間連携というと、私企業に対する業務委託や包括的委託、第三セクター方式などが思いつきますが、それらとは資産の移転や将来の業績変動への責任という点で異なります。
委託というと特定の業務について代行してもらうのであって、何かあれば依頼主の責任で補償するのが普通です。
第三セクターは、第一(公)、第二(私企業)と異なる会社が運営するもので、その会社の資産としてその会社が責任を持ち運営に当たります。
他方コンセッション方式は、運営権を買い取った企業に運営責任が移るが、資産は元の国や自治体に残るという中間的な運営方法になります。
公的機関側のメリットは、売却益が得られること、財政負担なく事業の運営ができること、影響力を残したまま民間のノウハウの導入ができること、将来のマーケットリスクが免責されること、だそうです。最後に挙げたメリットは少しわかりにくいかも知れませんが、人口減少などで将来の収入が減って運営が立ち行かなくなるかも知れないといったことです。過疎化が進む地方では切実なリスクです。
また、無形資産として取引が可能なネーミングライツ(Naming rights)のように、公共資産の運営権が資産化できるという点が画期的なことです。
民間事業者側のメリットは、自らの創意工夫により収益が上げられる可能性があること、運営権を担保とした資金調達が可能となること、なのだそうです。とはいえ、行政が一度は手放そうと考えたサービスだったりしますので、その分野によほどのアドバンテージのある会社でなければ買い上げるのはそこそこリスキーのように思えてなりません。