知的財産研究教育財団が知的財産版TOEICのような試験を創設するという記事です。これは資格というものではなく、段階に応じた能力があるというステータスを付与する目的で行われるようです。
知的財産の最も上位の資格は弁理士です。産業界・工業界の弁護士と呼ばれています。国家資格ですので三次までにわたる厳格な所定の試験を通過すると弁理士となる資格を得ることができます。
記事にもあるように(少なくとも試験改正前までは)非常に狭き門の資格で法律と技術双方の技術を要求される国家資格です。当然として、弁護士と同じように弁理士を名乗ってしかできない業務というものが設定されています。(「弁理士法第75条にかかる業務について」)
プロパテントを急ぐ日本は、専門家の増員を急務として、知的財産管理技能士という資格を設定しました。こちらも国家資格ですが、これを取得しているからと言って何か専権業務が与えられているわけではありません。
今回の「知的財産法学試験(通称・アイピー・ロー・テスト)」というのはそれよりも簡易的なもので、試験名称が物語るように実務というよりは法律面の知識を問う印象です。
合否ではなく5段階でランクが示されるとのことです。
TPP(「TPPにおける知財合意」)もそうですが、技術立国としての政府の危機感を感じます。