また新たな言葉が躍っています。「情報信託」
この言葉は以前にもご紹介しました情報銀行(情報銀行)で行われるビジネスに個人情報を活用する仕組みを指します。
個人情報を活用したビジネスモデルには二つの側面があります。
- 個人情報のセキュアな管理の委託
- 個人の情報のビジネス利用及び運用
個人情報は個人を特定可能なプライベートな情報であるがゆえ管理は厳格になされるべきですが、そもそも個人情報というものの定義が難しく個人レベルでの取り扱いに問題があります。
このため、情報管理に専門的な知識を有する機関を設けるというのが情報銀行創設の理由です。
そして情報銀行が銀行と称される理由が、資金の貸し付けで利息を得るという業務を行ってきたのと同様の営業、つまり自己の情報の運用を委託される機関としての位置づけを担うことです。
貸し付け条件はあるにせよ、資金調達をしたい企業等は、銀行などの金融機関に運用委託した預金から調達することが可能です。これと同様に、情報銀行から”預金されている”個人情報の提供を受けることができるということです。政府が考える、ビッグデータのセキュアで健全な活用を図るための要と言えます。
さらには、個人からの情報の提供を円滑にするため、銀行でいうところの預金利息をこの情報銀行でも備えることを考えています。
紹介されているシステムは総務省が提案するものではありますが、いずれとしても安定運用されている金融システムと同様の社会の信頼が得られるかどうかが鍵であることには変わりありません。