すべてのモノがネットにつながる、いわゆるIoT(Internet of Things)ですが、これ自体は概念的なものであってその実現様式は多岐にわたります。なにせ今までスタンドアローンを前提に設計されていた装置がネットワークに繋がるという態様を満足すれば、後は何をサービスしようともそれはIoTということになります。
そういった意味でIoTのすそ野は非常に広く、行き着くところはアイデア勝負であると言えます。換言すると事業チャンスが拓けているのです。それは製造業のコトへの開拓を意味しています。
新たな事業を興すにあたりIoTを考えるとき、モノからのアプローチ(製造業の立場)とコトからのアプローチ(サービス業の立場)の二通りが考えられます。
もはやIoTの流れを止めることが出来ない昨今、乱暴な言い方になってしまいますが製造業のアプローチはプラットフォーム形成で有利になるための戦略であり、サービス業のアプローチは活用アイデア発掘とビッグデータの囲い込み戦略となります。
今回の記事はIoTプラットフォームとなるべく市場投入される製品なのです。これは機能が列記されているだけであり、一見すると具体的に何に使う製品なのか定義はされていません。過去のPersonal Computerが登場しときと同じように見えます。
ここで述べるまでもなく、PCは我々の生活を一変しました。それと同じようにIoTモジュールはIoT環境を一変するだけの潜在能力を秘めています。
IoTモジュールが備えるべき機能を考察します。
みなさんはどのように考えるか分かりませんが、ネットワーク越しにそれぞれの機器と通信するというファンクションはかなりのパワーを必要とします。それに数多の機器との交通整理、つまり衝突回避を適切にかつ高速に処理する専門的な能力です。
収集すべきデータは身近に転がっています。ですがそれを適切に捌くことが現代社会における潜在的な需要なのです。
しつこいようですが、何のデータを価値のあるものとして収集するかは事業者のアイデア次第です。
ここで分業制が必要だということが分かってきます。製造業はプラットフォームを整備する使命を担い、サービス業はIoTの活用アイデアを開拓するのです。この両者間に齟齬がある間は誰も試行錯誤を繰り返すことになります。
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この記事を見ても、この製品が秘めている潜在能力というものを感じることは難しいかもしれません。ですがこういった有名企業がこのような製品の市場形成を考えているというのを見て、社会の現状を考察するのも面白いと思います。