話題

「特許の強さ」とは?

投稿日:2016年5月23日 更新日:

常に議論の的になる観点ではあります。以前の投稿で記したような不要権利のコスト増が問題となるとき、まさに「強い権利」を残して「弱い権利」は早々に放棄した方がよいという結論が導けます。
以下のリンクの日経の記事では、とある特許事務所で評価基準を発案しその数値を用いて技術分野や企業の格付けを試みています。
特許が独占権である以上、権利行使(活用)して金銭を生むものが強い特許というべきですが、これらは一般にはうかがい知ることができない民間の契約であったり、その企業の使い方の巧拙に依存していたりして公正な基準にするには難があります。
そこで上述のような活用性ではなく、いわば特許の有効性や事業性に関していかに≪注目≫されたかをその指標として用いようとするものです。これはどこかの企業が特許出願すると出願公開がされ、さらに審査過程等も特許庁で公開されることから可能となっている手法です。もちろん特許ライセンスを業務とする会社にとっては仕入れる特許権を見定める重要なファクターとしてすでに活用はされていました。もちろん注目度が高いから将来お金が稼げるという結論にはならないですが、業界が注目するという意味では一つの指標として考えてもよいでしょう。
ちなみにその指標で100の分野を評価したところ、1位は「樹脂製品」、それ以降は「複写機」「半導体製造装置」などになるようです。
「特許の強さ」とは?

-話題
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

関連記事

no image

著作権侵害(その3)

 長いことくすぶっていた日本音楽著作権協会(JASRAC)の、音楽教室からの演奏権にもとづく著作権料徴収に対する確認訴訟が提訴されました。  訴訟といっても被告であるJASRACが犯罪を形成しているわ …

no image

サイト運営

 以前掲載したキュレーションサイトの問題(「まとめサイトの課題」)の渦中にあった企業の第三者委員会報告書が公開されたという記事です。  報告書の内容自体は穏便な内容に終始している感じで、目新しいことは …

no image

成長するIoTサービス

 添付の記事はIT系調査会社の報告について記載されています。表題の通り、2021年にかけて年64%の成長が見込まれるとのこと。  もっともIoT元年と言われた昨年は、前年比96.9%増という倍近い市場 …

no image

著作権侵害(その2)

 以前、音楽教室での楽曲の演奏問題を取り上げたことがあります。(「著作権侵害」)  音楽教室側は訴訟も辞さない構えでしたが、いよいよ提訴する方向で動き出したようです。7月とのことです。  記事からは、 …

no image

産学連携

 産学連携の”産”は産業界、”学”は大学、その連携という理解で大きな間違いはないでしょう。つまり企業と大学の研究室の間で技術移転を図ることを指します。  ”連携”と言っても技術面での話です。移転される …

2016年5月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
  • 72今日の閲覧数:
  • 72今日の訪問者数: