ベンチャー投資が活発に行われているそうです。
これは主に大企業が新進気鋭のベンチャー企業と組んで従来の商習慣に対しイノベーションを起こすことを目的とした投資ということになりますが、実際にアイデアを提供するベンチャー企業の方々には特に注意していただきたいことがあります。
大きな企業では資金力がある代わりに技術面に関しては硬直的な面があるため、小回りの利く特定の分野に特化したベンチャーの方々のアイデアを活用し業界に新風を吹き込むための有効な施策となります。
創業して永く続く大企業では業界内における既存技術の価値評価はある程度できているわけですが、新分野で立脚するベンチャー企業、その駆使する技術が新規なものであればあるほど評価する基準や能力が弱くなります。自らの新技術が市場に与えるインパクトは推し量れても、開発委託の納期が目の前にあるとその技術の保護、関連技術の評価はどうしても甘くなります。どのような技術が知的財産として保護され得るのか、その技術を自らの事業に寄与させるためにはどうすべきなのか、それは開発委託を受ける最初の段階で見定めなければ、委託元である狡猾な大企業にみすみす持っていかれてしまいます。
大企業としても同業他社との競争のため自らの自由な実施を確保しなければなりませんから、結果的に技術を召し上げられたとしても、一概にその行為を悪徳と決めつけられるわけではありません。
つまりベンチャー企業はむやみに権利の確保に走るのではなく、将来の事業の姿を描き委託元である大企業との関係がWIN-WINとなるように、必要な方法により、意識して知的財産の確保を図るよう考える必要があります。
ベンチャー投資、最高に 1~6月2割増
知的財産の確保
投稿日:2016年9月5日 更新日:
執筆者:chisou