話題

コンセッション

投稿日:

 コンセッションとは

ことを言うのだそうです。

 公共設備関連の民間連携というと、私企業に対する業務委託や包括的委託、第三セクター方式などが思いつきますが、それらとは資産の移転や将来の業績変動への責任という点で異なります。

 委託というと特定の業務について代行してもらうのであって、何かあれば依頼主の責任で補償するのが普通です。
 第三セクターは、第一(公)、第二(私企業)と異なる会社が運営するもので、その会社の資産としてその会社が責任を持ち運営に当たります。
 他方コンセッション方式は、運営権を買い取った企業に運営責任が移るが、資産は元の国や自治体に残るという中間的な運営方法になります。

 公的機関側のメリットは、売却益が得られること、財政負担なく事業の運営ができること、影響力を残したまま民間のノウハウの導入ができること、将来のマーケットリスクが免責されること、だそうです。最後に挙げたメリットは少しわかりにくいかも知れませんが、人口減少などで将来の収入が減って運営が立ち行かなくなるかも知れないといったことです。過疎化が進む地方では切実なリスクです。
 また、無形資産として取引が可能なネーミングライツ(Naming rights)のように、公共資産の運営権が資産化できるという点が画期的なことです。

 民間事業者側のメリットは、自らの創意工夫により収益が上げられる可能性があること、運営権を担保とした資金調達が可能となること、なのだそうです。とはいえ、行政が一度は手放そうと考えたサービスだったりしますので、その分野によほどのアドバンテージのある会社でなければ買い上げるのはそこそこリスキーのように思えてなりません。

下水道でも「コンセッション」 浜松市が第1号:日本経済新聞

-話題
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

関連記事

no image

パソコン事情

 とにかくPC(Personal Computer)の行く末が心配になっています。一時は隆盛を誇ったJapan PCに勢いがありません。  日本のPCベンダーは家電系企業がこぞって参入しいくつもの大手 …

no image

民法改正

 民法が120年振りに改正されることになりました。施行日はまだ決まっていないようですが2020年をめどに改正手続きを進めるようです。  民法は私人間の慣習を正文法に起こしたもので、中身を見ると本当に細 …

no image

まとめサイトの課題

 まとめサイト(キュレーションサイト)を掲載している企業のサイト運営姿勢が問われています。  まとめサイトとは本来、他人が掲載した記事を目的別、興味別に収集、分類して再掲載することでありサイト主が情報 …

no image

特許紹介

 地方自治体が知的財産関連活動として、このような活動をしていることはご存知でしたでしょうか。  中小企業を対象に大手企業が保有する死蔵権利を”紹介”するものです。記事の自治体は川崎市です。残念ながらど …

no image

QRコード決済

 現金レスで決済するということではフィンテックの応用例になります。  全世界的にスマートフォンが普及し、アプリサービスの一般化とWebカメラが標準搭載されることを鑑みれば、今回の決済システムの仕組みの …